オゾンとは?
オゾン発生器について
このコロナ禍でさらに注目されるようになったオゾン。
オゾンは他の化学薬品と同じような認識をされがちですが、自然界にも存在するものです。
オゾンの健康被害の心配の声も聞かれますが、極端に高濃度でない限り
人体への影響はありません。
特に一般の方が扱う家庭用オゾン発生器は、万が一に備えて
オゾン発生量はごく微量に設定されています。
家庭用オゾン発生器が出せる空間オゾン濃度は、出力と空間の容積にもよりますが
0.01〜0.05ppm程度で、自然界でのオゾンの高いエリア(海岸や森)よりも低い濃度です。
またオゾンは、細胞膜を酸化させて、自身は酸素となるという除菌の機序から、
ウィルスによって効果のムラが少なく、耐性菌を作らないという特徴があります。
細胞壁の厚いカビ菌などでは除菌に最も多くのオゾンを必要とします。
それと比べて、アルコールで除菌できるタイプのウィルス(インフルエンザやコロナ)は
少ないオゾン量でも除菌が可能になります。また、除菌効果は、
オゾンの量と比例しますので、少ないオゾン量でも反応したウィルスについては
不活性化されますが、反応せず残ったウィルスがどれだけあるかで
感染リスクは左右されます。
新型コロナについても、細胞膜を破壊しやすいウィルスであることから
オゾンの効果があることが予想されていましたが、5月、奈良県立医科大学が
「オゾンによる新型コロナウィルス不活化を確認」を発表しました。
空間オゾン濃度の計算は以下の計算式で算出します。
ppm=mg/h÷容積÷2.14÷3
※気密状態でない、一般の空間ではオゾン濃度が1/3になると想定した式
クオフューチャーの場合
クオフューチャーの5mgモード
5mg/hで6畳25m3
0.032ppm
5mg/hで12畳50m3
0.0155ppm
業務用快適マイエアーoz-12、家庭用と業務用の中間的な機種です。
業務用快適マイエアーoz-12
12mg/hで6畳25m3
0.075ppm
12mg/hで12畳50m3
0.037ppm
家庭用オゾン発生器では、空間内が上記の計算式のオゾン濃度に達するまでは、広さや換気
状況等に影響されますが、数時間から半日程度を要します。
つまり、空間を介した感染を予防するには、人が入室する半日以上前からオゾン発生器を
稼働しておくことも重要です。
また、物体に付着した新型コロナウィルス生存時間は、長く生存すると言われるステンレスや
プラスティック上でも最大72時間と言われているので、それを考慮すると、計算上よりも
短時間でウィルスの除菌は可能と思われますが、家庭用オゾン発生器で、接触による
感染までは防ぎきれないと考えられます。
トコジラミとオゾン
最近日本でも大繁殖するのではないかとされるトコジラミ。これはカメムシの一種だそうです。
ゴキブリやカメムシなど集合フェロモンで仲間を集める習性がある虫の忌避にも効果があります。
実際に、食品工場では、100〜1000倍以上の出力のオゾン発生器がゴキブリの忌避に
導入されています。
家庭用オゾン発生器での実証実験はありませんが、クオフューチャーのレビューで
害虫を見なくなったとのお声をいただくことがあります。
また、オゾン発生器とダニの忌避は、家庭用オゾン発生器でも効果があります。
ダニはオゾンに非常に敏感で、オゾンが直接的にダニの忌避に作用します。
寝室にオゾン発生器を設置することは
・インフルエンザやコロナ
・ダニ対策
・集合フェロモンを出すカメムシ(トコジラミ)・ゴキブリなどの種類の
フェロモンのニオイを不活性化→忌避効果と効果がたくさんあります。
これからは、寝室に一台オゾン発生器の時代です!
※オゾン発生器周辺は比較的高濃度となりますので
頭部周辺の設置は避けてください、
オゾンの健康被害について
空間の大きさや出力にもよりますが、家庭用オゾン発生器での空間オゾン濃度は
0.01ppm~0.05ppm程度です。
また、オゾン臭を感じ始めるのは、人の嗅覚は個人差がありますが
一般的には0.01~0.02ppmからと言われています。
作業環境基準値(1日8時間、週40時間の曝露下でこの数値以下では
健康被害が起こらない)は、0.1ppmですので、オゾン臭を感じることが
健康被害に直結するものではありません。
家庭用オゾン発生器で作業環境基準値の0.1ppmを上回る使用状況は
ほぼありません。オゾン臭が気になれば、出力を下げる、運転を停止する
または換気していただくことで、安全にご利用いただけます。
ただ、藤田医科大学での低濃度オゾン下での新型コロナウィルスの感染リスクが
下がったとされる実験で設定されたオゾン濃度は0.1ppmと0.05ppmという濃度下で
人体に影響がないとされていながらも、一般的には高いオゾン濃度でした。
脱臭よりも空間除菌の方が多くのオゾンを必要とします。つまり、空間除菌を考えると
オゾン臭を感じる度に換気等をしていると効果が薄れるので、ご注意ください。
オゾン濃度に関わる単位について
最近、新たな多くのお客様に関心を持っていただくこととなったオゾン発生器。
「有人下で使えるのか」、「ずっと稼働していて大丈夫か」とのお問合せをいただくことから
何となく「有害ではないか」との感覚をお持ちの方も多いと感じます。
また、あまり聞きなれない単位で濃度を説明するので、不安に感じられるかと思います。
ですので、単位についてご説明します。
<mg/h(ミリグラム・パー・アワー)>
1時間あたりの発生量。クオフューチャー弱モードの「1mg/h」は、1時間あたり
オゾンを1mg発生させるというもの。
業務用で無人下での稼働を想定したオゾン発生器は、300mg/h〜2000mg/hのオゾン発生量
であることから、それらと家庭用オゾン発生器は発生量に大きな違いがあることがわかる。
<ppm(パーツ・パー・ミリオン)>
空間での濃度をいう場合、1リットルあたり1mg物質が存在すれば、1ppmとなる。
6畳の空間(約25,000リットル)にクオフューチャー弱モード1mg/hを稼働させるということは、
25,000リットルの容積に1時間に1mgオゾンを発生させるということ。
オゾンは時間経過とともに、また、ニオイ物質やウィルスなどと反応しても
酸素に分解されることから、家庭用のような微量なオゾン発生量では、
空間中のオゾンが増え続けることはなく、ある一定の濃度に達すると、
そこから濃度が上がることはない。先ほどの例では、
稼働から数時間後に一定のオゾン濃度に達した時のオゾン濃度は、
計算上0.00623…ppmとなる。つまり、クオフューチャーは一般のお部屋程度の空間では、
常時稼働できるということである。
逆に、ニオイを感じたときのみに稼働する使用方法は、効果を感じにくいとも言える。
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